2011年09月13日
石巻
ワタナベです。
ご無沙汰してしまいました。
特に新しい情報もないけれど、書いてみます。
3月11日から半年が過ぎ、地震だけではなく、台風の被害も出てしまった。
心よりお見舞い申し上げます。
絶体延命ツアーのファイナルを終えた翌日、8月4日。
ツアーに大きく影を落とした震災を見届けておこうと、ひとりでバスに乗り石巻に向かった。
「見届けよう」なんて、自分が被災してないから言える事で、苦労されている方々には失礼かと、行くかどうか迷いました。それでも、目で見て出来る事を考えたり、被災された多くの方々を絶対に忘れないようにしよう。このまま帰るよりはと、バスに乗った。
駅に着き歩いていると、古着屋さんがあった。
やっと店を開けられました。と言った内容の張り紙があり、何か買って行こうとドアを開けた。
津波が来たとは思えないほど、綺麗な店内。
スウェット素材のジャケットをレジに持っていったら、お店の人が、半額でいいと言う。
「それ、泥にまみれちゃって、何度も洗ったりブリーチしたんですけど、キレイにならなくて。」と笑顔で語る。
大切に着ます。と買って来たけれど、もとの色はどんなだったか、聞いておけば良かった。いい感じのベージュに見えたのだが。(笑)
何度も洗濯してくれた店員さん、ありがとう。
胸をはって着るぜ、石巻泥染めスウェット。
途中、湯麺を食べ、商店街へ。
多くの店の窓に、「ありがとう」とメモが貼ってある。
「自衛隊のみなさん、ボランティアのみなさん、ありがとう。おかげで、生きています。」
と書いてあって、涙が出た。
CDショップもありました。
「当店は天井まで浸水しましたが、皆さんのおかげで開店できました。」
と、 店頭に大きく紙が貼ってある。
店に入ると、ご夫婦(?)らしきお二人が迎えてくれた。
「ほとんど流されちゃったものだから、(お店に)ないCDがあったら、言ってくださいね。」と、話しかけてくれた。
大変でしたねえ。また始められて良かったですね。なんて会話をした。
お店が再開して、とってもうれしそうだった。
港に着くと、破壊された自動車が整然と並べられている。
その周りは全て流されてしまい、家の土台だけが残っていた。
ショックを受けながら、駅への戻り道を歩いていると、向こうから「これ以上、楽しい事はない!」と言うような、爆発的笑い声が聞こえてきた。
高校生らしき女性が3人、ワーワー言いながら自転車で坂を登ってくる。
制服を着て、スカートの下はジャージだ。
なんて素敵な顔で笑うんだろう。
元気が出たし、感動もした。
人間って、すごい。強いって思えました。
東京への帰り道、いろいろなことを考えた。
時間はかかっても、きっと復旧していく。
忘れないで、微力でも自分の出来る事をやっていこうと。
東北新幹線も、大変な努力で復旧したんだなあって思えました。
今までは、当たり前のように乗っていたけれど。
震災以降、スイッチをつけると電気がついたり、蛇口ひねると水が出たり、駅に行けば電車が来たりと、そう言う事柄がいかに有り難いか、強く感じるようになりました。
それを保守するために、多くの人が頑張っている。
RADWIMPSを聴いて、元気を出してくれる人がいる。
電気や水ではないけれど、スタッフの一員として、また何かをお届けできる日が来たら、全力でやろうって思えました。
それもさっきの、「微力でも自分の出来る事」のひとつに加えたいと思います。
RADWIMPSの4人は、元気です。
皆様も、お元気で。




