炸裂するリズム隊にギターが絡みあげて、とにかくスリリングな曲。歌詞もじっくり読んでいただきたい。「おたまじゃくし」を「おじゃまたくし」と歌っているのは、「となりのトトロで、メイがそう言っていたのが良かった」からだそう。
バンドを結成して、初めて4人でスタジオに入った時の印象を、洋次郎はこう語っている。
「武田と智史の手数が多くて驚いた。リズム隊が全ての隙間を埋めてしまうから、桑の入る余地がなかった(笑)」
武田と智史は、「曲に隙間があると、何かやらなくちゃと不安になってしまい、洋次郎によく注意された」と言う。
この当時、武田と智史は音大のジャズ科に通っていて、学んだことを試したかったのかもしれないけれど。
「あまり抑制すると悪いから、リズム隊が暴れられる曲を作ろうと思って」出来たのが「ヒキコモリロリン」。
その延長線にある曲で、この潮流は次に「音楽での発明」と言われる「おしゃかしゃま」につながっていく。
収録アルバム:4th Album「RADWIMPS 4 ~おかずのごはん~」(2006.12.6)