やるんです。また、やるんです。
今まさに、やってるんです。
「君の名は。」から3年。
新海監督最新作全ての音楽を、RADWIMPSが担当する。
「君の名は。」の 公開が2016年で、2017年の後半にはもう、「やるの?またやるの?」と言う空気になっていた。でもまだどこかふわっとしていて、洋次郎と新海監督を、みんなが見守っていたような気がする。誰にも言えないから僕たちスタッフは、「例の件」とか「あの映画の件だけど」と話し合ったりしていた。
本格的に「やる」となって動き出した当初は、不思議な既視感があった。
3年前に身に染み付いて、やっと肌に馴染んだと思ったものが、また最初からぶり返していくような。
「君の名は。」の頃の映画スタッフと会って(みんな素敵な人たちだ)、「お久しぶりです」「また今回も、よろしくお願いします」と、お互い笑顔で。
RADWIMPSと新海監督を結びつけた川村プロデューサーにも会って、映画の構想、規模、展開イメージなどを聞いた。その帰り道、「また始まるんだな」「ついに始まったんだな」と、ブツブツひとりごとを言っていた。そう言いながら、嵐のような日々にゆっくり入って行くのがワクワクと嬉しかった。
久しぶりにお会いした新海監督も、あれだけの反響を巻き起こした後なのに、何も変わっていなくて、全てに誠実に向き合う、以前洋次郎が言っていたとおりに、「誰一人も置いてきぼりにしない」強く優しい人のままだった。
揺るがない意志でプロジェクト全体を牽引して行く姿は、洋次郎にも通じるものを感じる。
「君の名は。」では、曲の歌詞をより良く聴かせるために、映画のセリフがカットされたり、音楽をもっと聴かせたいからと、シーンが予定より引き延ばされたり(アニメでシーンを延ばすのは、大変なことだ)と、ここまでやらないとダメなの?と思ったくらいにジャムセッションのような応酬が続いた。
大きな支持を集めるロックバンドが、1年半以上の時間をかけて映画音楽を作っていたなんて異例なことだと思う。
今回も、一度OKになったものが変更になったり、監督がOKした後に「まだ先にいける」と新たな提案がなされたり。
音楽だけではなく、物語の展開も監督と洋次郎が話し合ったり。
作られたシーンにBGMをつける。と言うようなレベルではない。
このシーンはセリフを無しにして、登場人物の気持ちを音楽で表現したい。など、かつてそうだったように、RADWIMPSと新海監督の壮大なキャッチボールが今も続いている。
2年間に渡って、映画に注ぎ込まれている膨大なエネルギー。
映像に、物語に、音楽に、全てに圧倒される体験。
7月19日全国公開「天気の子」。
奇跡の作品です。
ワタナベ
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