侍、忍者、鍬を持った桑、猿人などが入り乱れながら、アルバム「君の名は。」がリリースされますが、どうですか。大丈夫ですか。何が。
たくさんの人が手にしてくれているようで、こちらも励まされています。
ボーカル曲が4曲、インストが22曲。
RADWIMPSのボーカル曲はいつも聴いていると思うけれど、こんなにたくさんのインスト曲を聴くのは、初めてだと思う。
今回は、インスト曲を聴く手引きになれば。と、書いてみる。
「ロックバンドが映画音楽をやるからと言って、ギターやベースで押し切る必要もない。映画音楽専門の人と同様に、それぞれの画面にベストな音楽をつけよう」。
と言う思いから始まり、主人公の心情を表すのに使われる楽器も、ピアノやストリングスがメインへと浮かび上がってきた。
ピアノの音色は、表情が豊か。
強く弾いたり、弱く弾いたり。キーのどのあたりを指で押すかなど、同じピアノでも、弾く人によって全く音色が違う。
ピアノのタッチと呼ばれる部分だ。
(奏者が変われば音も変わるのは、どの楽器にも言えることだけれど)。
洋次郎は当初、専門のピアニストを呼んで弾いてもらう案も考えていたようだ。
そうなると、自分が弾いたものと、別な人が弾いたものと、同じピアノで2つの音色が生まれることになり、物語の統一感がズレるような気がして、ひとりで弾き切ることにしたらしい。
RADWIMPSをずっと聴いてきた人には、洋次郎が弾いているピアノの音が、聴き分けられるだろう。
しっとりと繊細で、みずみずしい音がする。
(女性のピアニストが、キン!と硬質な音色で男性っぽく聴こえたり、男性が、濡れているような音色を出していたりと、これはこれで奥が深いので、興味のある方はハマってみてください)。
ピアノとともに、多用されたのが、弦。
第一ヴァイオリン、第二ヴァイオリン、ビオラ、チェロ・・・と、多くの楽器を使って複雑なハーモニーを作るものなので、通常は、弦専門の編曲家に頼むものなのだが、これも自分たちでアレンジをやり切ってしまった。
まさに、並々ならぬ意欲作。
1年半に渡って、ハンパない覚悟で取り組まれた、楽曲群。
ストレッチと言う言葉がある。
誤解を恐れずに言ってしまうと、今回の映画音楽はRADWIMPSにとって、結果的には、どえらいストレッチになったのではと思う。
ロックバンドの枠組みを超え、メンバーがテクノロジーから根性まで、使えるもの全部を駆使しまくりあげて、監督の最終ジャッジと対峙しながら創り上げた傑作。
こんなトンネルをくぐったバンドは、ひとまわりもふたまわりも、大きく化けている。
進化と発展を続けるのは、大変なことだ。
強い意志を持って進む人たちのまわりに、それを応援や支持する人たちが集まってくる。
そうやって、渦が大きくなっていく。
24日は、SCHOOL OF LOCK!、26日は、MUSIC STATION.
届けに行きます。
RADWIMPSが作ったアルバム、「君の名は。」
新海誠監督が作った映画、『君の名は。』
この夏、しっかり締めくくって、忘れない夏になりますように。
ワタナベ
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